家事調停の流れは?

裁判所の調停は、身近なトラブルや家族間の問題などを裁判所の調停機関が間に入って話し合い、円満な解決を図る制度です。裁判官の他、弁護士や各種専門家など調停委員として選ばれた調停委員が、公平な立場で双方の話を聞いて解決をめざします。非公開で行われるためプライバシーを守ることができ、合意に至った際に記載する調停調書は確定判決と同じ効力を持つなどメリットがあります。
調停のうち、離婚や相続に関するトラブルなどの、夫婦や親子、親族の間の紛争を取り扱うのが「家事調停」です。家族や親族間のトラブルという特性上、特に人間関係の調整や後見的な配慮がなされます。手続きの流れは、次のようになります。
原則として、相手方の住所のある地区を管轄する家庭裁判所に申立をすると、裁判所から呼び出しがあります。指定期日に裁判所に行き時間まで控室で待機します。時間になると調停委員が迎えに行き、調停委員会が言い分を聞き取ります。1回で解決しない場合には、関係者全員の都合に合わせて、次回の期日を決定します。調停委員会の聞き取りは個別に行い、双方の言い分を調整します。合意に至れば調停成立となり、「調停調書」が作られます。合意に至らなければ調停不成立となり、終了します。不成立の場合、裁判官が審判で決めるものと訴訟が必要なものがあります。

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